Teclast M40 Proをカーナビとして使ってみた(1) [車載]
(楽天ブログから記事を引用(2022/11作成)しており、これをベースに追記しています)。
最近の円安で、割安感がやや乏しく(?)感じますが、AndroidタブレットであるTeclast社のM40 pro(以下、M40)をカーナビとして導入し、2ヶ月ほど使ってみた所感を書きたいと思います。
これまで、Xperia Z4 tablet(以下、Z4)をカーナビとして使ってきたので、こちらとの比較です。
ナビアプリはYahoo!カーナビと、渋滞情報を兼ねてオービスナビを使用。音楽再生はVLCメディアプレーヤを使っています。
■M40の良い点
・M40のサイズはZ4よりも一回り小さく、扱い安い。
・解像度がFull HDに落ちるので、表示される情報量は少なくなるが、文字サイズは大きくなるので、見やすい。この辺はタブレットとの距離や、視力に影響されるので、人によって判断が別れるところと思います。
・M40のRAMサイズは6GBに対して、Z4は3GB。不要なソフトを可能な限り無効化(google系アプリ含む)した時の残メモリはM40が4GB以上、Z4が約1GB。このため、Z4のアプリのレスポンスは異常に遅く、google mapを起動しようものなら、ほぼフリーズ。これに対してM40はレスポンスに影響はなく、非常に快適。
・バッテリーについては、Z4は充電しながらでも、昼間の明るい環境ではバッテリー残量が減っていき、バッテリー不足で使えなくなることもしばしば。これに対して、M40は大容量のバッテリーのおかげで、充電なしでも、かなりの時間使い続けることができます。また、昼間でも、充電しながら電池残量が増える充電性能があります。
・重さはM40の方が重いですが、カーナビ用途なので影響なし。
■M40の残念な点
・明るさセンサーがない。このため、夜間やトンネルに入った時、画面が明るすぎ、明るさを落とす必要があります。トンネルの時は我慢したとして、あとはMACRO DOROIDのようなアプリを使って、ボタン1つで明るさ調整する必要があります。
・GPSの精度は悪い。上空の見通しが良い所では問題はない印象ですが、山間部などはとんでもない所を走ることがあります。ネットでは、捕捉衛星の設定を開発者モードから変更できるような情報もありましたが、私の購入したものでは、そのような設定は見当たりませんでした。
ADBコマンドで設定できると良いのですが・・・、調べる気力、時間もなく。
・microSDメモリの取り付けは専用工具または、クリップが必要。多頻度で使うことはないと思いますが、工具は必要です。出先でセットアップしようとしても、手では取り付けできませんので、注意が必要です。SIMも同様です。
・開封直後の時点では、タッチセンサーが変(?)で、意図しない所がタッチされましたが、画面を綺麗にして、不要アプリの無効化などの設定をしているうちに安定しました。
ネット上の情報によれば、デフォルトで付いている保護シートに問題があるとか。
以上、ざっと比較して、気になった点などをまとめてみました。 M40でも性能面では十分と感じましたので、上位のT40 Proでも十分でしょう。解像度に違いが出るので、この点は注意が必要です。
また、私自信は可能な限り、アプリの無効化をしていますので、この種の設定をしない方はメモリが多めの方が無難かも知れません。
以上、タブレットカーナビの導入のご参考になれば幸いです。
使った感触では、通常のネット閲覧などの用途でも、重さの割に意外と使い易そうな印象でした。
明るさセンサーのあるAlldocube iPlay50の方が、より便利かも知れません。
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